「SESを辞めたい」と思うのは自然なこと
SESを辞めたいと思っているあなたへ。まず伝えたいのは、その気持ちは何もおかしくないということです。
SESエンジニアの多くが2〜3年を目安に転職を検討すると言われています。多くのエンジニアが、同じように「このままでいいのか」と悩んでいます。
辞めたい理由トップ5
- スキルが身につかない:案件次第でやることが決まり、希望する技術に触れられない
- 年収が上がらない:SESの平均年収は350〜420万円と、IT業界平均より低い
- 客先常駐が辛い:人間関係をゼロから構築し直す繰り返し
- 評価されない:自社の上司が現場を見ていないため、正当な評価が受けられない
- 将来が不安:年齢を重ねるほど単価が下がるリスク
辞める前にやるべきこと①:自分の市場価値を知る
辞めたい気持ちが強くても、勢いで辞めるのは危険です。まずは自分の市場価値を客観的に把握しましょう。
市場価値を確認する方法
- 転職エージェントに相談する:IT特化型のエージェントなら、あなたの経験でどのくらいの年収が狙えるか具体的に教えてくれます
- 転職サイトのスカウト機能:登録するだけでオファーが来るため、自分への需要がわかります
- 同業界の知人に聞く:転職した元同僚がいれば、リアルな情報が得られます
20代の約50%が転職エージェントを利用しています。まずは相談だけでもOKなので、一歩踏み出してみましょう。
辞める前にやるべきこと②:スキルの棚卸しをする
「SESでは大したスキルが身についていない」と思いがちですが、意外と市場価値のある経験をしているものです。
棚卸しのチェックリスト
- 使用した言語・フレームワーク・ツール
- 担当した工程(要件定義、設計、実装、テスト、運用)
- チーム規模とあなたの役割
- 業務改善や効率化の実績
- 取得した資格
- 対応したトラブルと解決方法
SES経験者が意外とアピールできるスキル
- 環境適応力:複数の現場で異なる技術やチームに対応した経験
- コミュニケーション力:客先の社員と円滑に業務を進めた経験
- 幅広い技術経験:案件ごとに異なる技術スタックに触れた経験
辞める前にやるべきこと③:転職先を決めてから辞める
先に辞めてから探すのは、最もやってはいけないパターンです。収入が途絶えると焦りが生まれ、妥協した転職をしてしまうリスクがあります。
在職中に転職活動を進めるコツ
- 転職エージェントを活用する:日程調整や年収交渉を代行してくれるので、働きながらでも効率的
- 有給休暇を計画的に使う:面接日に合わせて取得する
- 平日夜・土日のオンライン面接を活用:多くの企業がリモート面接に対応
転職活動の平均期間は約3ヶ月です。「辞めたい」と思ったら、まずは転職エージェントに登録するところから始めましょう。
退職時の法的な知識
民法627条:2週間前の通知で退職できる
正社員(期間の定めのない雇用契約)の場合、民法627条により、退職の意思を伝えてから2週間で退職できます。これは法律上の権利であり、会社の承認は不要です。
就業規則で「1ヶ月前に申し出ること」と定めている会社も多いですが、法律上は民法627条が優先されます。ただし、円満退職のためには就業規則に沿うことをおすすめします。
退職を言い出しにくい場合
「退職を切り出せない」「引き止められて辞められない」という場合は、退職代行サービスも選択肢の一つです。費用は2〜5万円程度で、労働組合が運営するサービスなら会社との交渉も合法的に行えます。
まとめ:辞めたいと思った時が動き出す時
SESを辞めたいという気持ちは、キャリアを前に進めるための大切なサインです。
- まずは転職エージェントで自分の市場価値を確認する
- SES経験は転職で十分にアピールできる
- 在職中に転職活動を行い、内定を得てから退職する
- 法律上は2週間前の通知で退職可能(民法627条)
「辞めたい」を「辞めてよかった」に変えるために、今日から準備を始めましょう。